人生の選択肢

ランニングは好きですか?

 

私が思うに、ランニングは控えめに言って最高の運動です。

しかし、せっかく始めても、しばらくして、やめてしまう人も多いです。

 

ランニングの効用は、多くの書籍で紹介されています。

ストレス解消、体力増強、ダイエット、脳機能向上などなど、どれを読んでもいいことばかりです。

 

多くの人も、そうした動機で走り始めるのだと思います。

 

私自身、中学は陸上部だったものの、その後運動から遠ざかり、健康に気を使いだした30歳からランニングをはじめ、40歳で初のフルマラソンを完走しました。3時間50分でした。

 

ランニングの効用はすぐに現れました。

 

まず体力で、会社の同僚を無双できます。深夜残業、休日出勤、上等です。

長期の海外出張だって、時差ぼけ関係なくなります。

健康診断、オールAです。

 

こんなに良いことづくしのランニングなのに、続かずやめてしまう人もいて、残念です。

 

なぜ続かないのでしょうか?

 

私が思うに、やめてしまう人に共通する理由があります。それはー

 

 

毎日走ってしまう

ランニングを始めた当初、毎日のようにガンガン走る人がいます。ところが 、そういった人は、まず間違いなく足や腰を痛めます。そして走れなくなり、せっかく築いた「走る習慣」もなくしてしまうのです。

 

ランニングを始めれば、足の筋力よりも、心肺が先に発達するといわれてます。

 

心肺があがると、スピードを上げたり、距離を走ったりしても呼吸は乱れず、走ってて楽しくなります。

 

ところが自分では楽に走れてるつもりでも、足腰の筋力が追いついてないので、やがて悲鳴をあげます。これが故障の原因です。

 

私がフルマラソンに出る前の1年間は、毎月80-90キロを走ってましたが、心がけていたのは、

 

3日連続で走らない。

 

タイムで4時間をきることをサブフォーといいますが、これを目指すには月間80キロでは少ないと言われました。しかし、もう若くない自分の足への負担を考え、2日連続で走ったら、1日は必ず休むことを徹底してました。走りたくても我慢なのです。

 

少なくとも 足腰ができるまで、毎日のランニングは控えましょう。

 

靴が適当

スポーツ店へランニングシューズを買いにいき、店員さんに「ランニングを始めた」というと、まず間違いなく、底にぶ厚いクッションのついた、ふわふわシューズを勧められます。

 

足に負担をかけないように、という理由からなのでしょうが、これはこれで間違ってはいないのでしょうが、誰にでも合うわけではありません。

 

私自身、体重が軽いこともあり、あまりに柔らかい靴を履くと、クッションがじゅうぶんに沈み込まず、逆に不安定になって足首を痛めてしまいます。

 

私は少し固めの靴を選ぶことで、足の故障から開放されました。筋力もなく、体重も軽い人には、そういった選択肢も考慮にいれてみてください。

 

レースに出ない

レースに出ましょう。遅くても問題ありません。たいていのレースには歩く人がいます。ビリにはなりません。たぶん。フルマラソンがきついなら、10キロからはじめましょう。タイムを縮める、順位をあげる。こうした目標は大切です。

 

なにより、大人になって、子供のころの運動会気分を味わえるのです。

秋晴れの日曜日。陸上競技場。見ず知らずの他人、ゼッケン、スタートライン、かすかな緊張、静寂、ピストル。

 

非日常、がそこにあります。

 

さいごに。

脳が若返り、ストレスが消え、体力もつく。ランニングは最高ですが、デメリットもあります。経験上、顔は老ける気がします。

 

しかし遅かれ早かれ、人間はいずれ老けるのです。無問題です。

 

どっち取ります?

 

 今週のお題「好きなスポーツ」